見守りに活用 PTAと住民 情報共有へ
東広島市西条中央の三ツ城小は四月、学校とPTA、地域住民が連携した緊急連絡網システムの運用を始める。保護者に伝えていた情報を地域の安全ボランティアらにも電子メールで通知。地域ぐるみで児童を見守る。市教委は「市内で住民を巻き込んだメール連絡網は珍しい」としている。 システムは「三ツ城っ子みまもりネット」。携帯電話やパソコンのメールアドレスを登録した住民や保護者に、市教委の不審者情報などを配信。青色回転灯付きの車などで児童の登下校を見守るボランティアらに役立ててもらう。希望する保護者には電話で伝える。 利用料はPTA会員が一世帯当たり百円で、住民は無料。従来の保護者への電話連絡網では、内容が不正確だったり、留守のため時間がかかったりする課題があった。PTAを中心に昨年末から新システム導入の準備を進めてきた。 保護者や住民向けの説明会がこのほど、小学校隣の三ツ城コミュニティハウスであり、約三十人が参加。三ツ城小学校区まちづくり推進協議会の久保岡律夫会長(77)は「メールで情報が瞬時に伝わるのがいい。不審者情報などに迅速に対応したい」と話している。(小山顕) (2008.3.19)
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