中国新聞


助産科設置を検討
尾道市のみつぎ総合病院


 四月から分娩(ぶんべん)業務を中止する尾道市公立みつぎ総合病院(同市御調町)について市は五日、同病院での助産科設置を検討していることを市議会定例会で明らかにした。

 同病院によると、助産科は助産師で構成し、分娩を取り扱う。しかし、帝王切開など手術を伴う業務はできない。現在、助産師十人が勤務している。同病院の山口昇病院事業管理者は「最優先は二人目の産婦人科医師を確保すること」と話し、広島大への医師の派遣要請やホームページでの一般公募に引き続き取り組むことを強調した。

 産婦人科は〇七年八月以降、一人が二十四時間態勢で分娩業務をしている。四月に医師が交代するが、同病院は「一人では安全な分娩業務ができない」と判断し、四月からの中止を打ち出している。(田儀慶樹)

(2008.3.6)


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