中国新聞


第2の小中一体校計画
府中市教委 6校対象
既存2校舎改修


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 府中市教委は五日、少子化に伴う小規模校の解消などを図るため、市西部地域に「府中学園」に次ぐ新たな小中一体校を整備する計画を明らかにした。二〇〇九年度から二つの中学校区の小中学校を統合。既存校舎の大規模改修に着手し、一体型校舎とする。

 計画の対象は、府中三中(篠根町)明郷小(同町)久佐小(久佐町)諸田小(諸毛町)府中四中(木野山町)北小(同町)の六校。〇九年四月から北小を除く五校の児童生徒三百五十人余りが、校舎が隣接している現在の三中と明郷小に通う。北小の統合は、翌一〇年度以降にずれ込む見通し。

 〇九年度から二年間かけ、老朽化した三中と明郷小の各校舎を一体型に改修。事業費は六億円程度を見込む。安全確保のため学校の周辺整備も進め、遠距離通学となる児童生徒には、スクールバス運行や公共交通機関を利用した通学支援策を検討する。

 この地域では、市が推進する小中一貫教育の実施形態が、小中学校の位置関係が隣接、または離れている現在の併用型(三中と周辺三小)、連携型(四中と北小)から府中学園と同じ一体型に転換することになる。北小は統合まで連携型を続ける。

 三中と明郷小を除く四校は現在、いずれも児童生徒が百人に満たず、複式学級を編成している学校もある。市教委は四月にこれらの計画を正式決定し、速やかに地域などへの説明会を開く方針でいる。(松本恭治)

(2008.3.6)


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