育児支援へ新設 広島市は四月から、子育て支援策を充実し少子化に対応するため「こども未来局」を新設する。組織横断型の重要施策推進組織「クロスセクション」(CS)を設け、組織の「縦割り」の弊害排除に取り組む。 こども未来局は、社会局の業務を一部移管するなどし、こども未来企画課や保育課など三課と児童相談所を置く。保育園と幼稚園の連携、食育、子どもの人権などの施策に機動的に対応する。 CSの対象分野は、平和▽男女共同参画▽高齢者▽障害者▽子ども▽エネルギー・温暖化対策―の六施策。総括役を務める総合推進担当課長など新設の十三ポスト(課長級)などを対象に、庁内公募により意欲のある職員を積極登用する。 このほか、社会局は健康福祉局と改称し、高齢福祉部と障害福祉部を設ける。環境局にはエネルギー・温暖化対策担当局長を置く。企画総務局国際平和推進部は市民局に移管する。(石川昌義) (2008.2.9)
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