子どもの安全確保 広島市連絡協が確認 広島市の各種地域団体が子どもの安全確保策を話し合う「連絡協議会」は十九日、中区地域福祉センターで会合を開き、木下あいりちゃん事件の発生から二十二日で丸二年になるのを前に、見守り活動の充実強化に向けて一層努力していくことを確認し合った。 区連合町内会連絡協議会や市老人クラブ連合会など十八団体の代表らが出席した。市や県警が本年度、取り組んでいる児童、生徒の安全確保策について説明し、質疑応答あった。 「町内会や子ども会の加入率はどんどん低下している中、どう活動を維持していくのか考える必要がある」「地域交流の深化が防犯につながる」など要望や提言が出た。今後、これらの意見を踏まえて対策を検討していく。 市教委は、市が進めている「子どもの見守り活動十万人構想」の参加者が八万八千人になったと報告。十月末現在、学校などに寄せられた不審者情報は百八十五件で、昨年同期比で七十五件少なくなっていることも明らかにした。(林仁志) (2007.11.20)
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