中国新聞


笠岡市 大島小新校舎が完成


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天井高8メートルの多目的ホールに集まり、完成を祝う大島小児童や関係者

 笠岡市西大島、大島小(百九十人)の新校舎が十五日完成した。天井高が八メートルもある吹き抜け型の多目的ホールを中央に配した特徴ある構造になっている。

 新校舎は、既存校舎の改修部分も含めて鉄筋二階建て延べ約二千六百平方メートル。全校集会もできる多目的ホール(約百五十平方メートル)には、太陽熱利用の換気システムを市内の小中学校で初めて採用した。一階教室に木製デッキ、二階には採光用の天窓やバルコニーも設けた。床や壁も木材を使っている。

 多目的ホールであった完成式では、高木直矢市長が「温かく、柔らかく、心豊かに学べるよう努めた」とあいさつ。児童代表の六年清水彩加さんが「明るく、おしゃれな校舎をありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

 二〇〇六年九月に着工。一九五六年から六六年に建設され、老朽化していた木造や鉄骨の校舎を取り壊して建てた。総事業費は四億八千万円。(杉本喜信)

(2007.10.16)


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