山口県内699店協賛、制度始まる 子育て世帯が飲食店や商店、文化施設で割引サービスなどを受けられる優待制度が一日、山口県内で始まった。県とやまぐち子育て県民運動推進会議が企画し、県内全域の六百九十九店が参加。今後も協賛店を増やす。 山口市駅通りのお好み焼き店では、優待制度を知らせるポスターを店頭に張り出した。祖母と児童が来店し、食後にアイスクリームをサービスした。経営者の三坂寿郎さん(39)は「たくさんの子どもに食べに来てほしい」と呼び掛けていた。 山口市平井の雑穀レストランは、オーガニックのジュースを提供。経営者の田中和久さん(35)は「体によい食べ物を知って」と子育てママらにエールを送る。 銀行やエステ店、自動車販売店なども協賛。教育ローンの金利優遇、読書ガイドやおもちゃのプレゼントなど、それぞれが工夫を凝らす。協賛店にはステッカーを掲示している。 県は、十八歳未満の子どもや妊婦のいる世帯を対象とする方針を掲げている。しかし、協賛店によって優待の条件を設けている。 協賛店の一覧は、ホームページに掲載。
(高橋清子) (2007.10.2)
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