大竹の3小学校に主婦ら 理科離れを食い止めるため、小学校高学年の授業を手伝う文部科学省の理科支援員配置事業が一日、大竹市で始まった。公募した主婦や企業退職者ら四人が大竹、小方、玖波の三校で観察と実験の準備や助言をした。 大竹小の六年二組では廿日市市の主婦高崎春恵さん(43)が鉄やアルミニウムを溶かす水溶液の実験に参加。高崎さんは理科の教諭から受けた指導に沿って児童に実験器具の持ち方や水洗い方法を教えた。高崎さんは「子育てが一段落したので応募した。万一にも事故にならないよう注意していく」と話していた。 支援員は週十二時間勤務する。年間事業費三百七十万円は文科省が補助する。来年三月までだが市教育委員会は「来年度も続けられるよう国に要望したい」としている。同事業は本年度から始まり、県内は広島市と福山市、東広島市も対象となっている。(西均) (2007.10.2)
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