子どものネット被害防げ 福山東署 アクセス制限の機能広めよう 福山東署管内の少年補導協助員連絡協議会は十五日、同署内で「ケータイ安全教室」を催した。携帯電話のインターネットを介し、子どもが犯罪に巻き込まれないよう、有害サイトへのアクセス制限機能の活用を申し合わせた。
教室には協助員や中学教諭など約四十人が参加。携帯電話会社の担当者から、スライドを交え、出会い系サイトへの誘導や架空請求につながる迷惑メールなどの手口を学んだ。 子どもらが有害サイトにアクセスするのを防ぐ手段として、担当者は接続可能な対象を絞るフィルタリング機能を紹介。「知られていないのか、加入率が低い」とし、店頭での申し込み方などを案内し、利用を促した。 県警によると昨年、出会い系サイトの絡む事件(刑法犯は除く)が四十八件発生し、未成年者二十八人が被害者となった。今年も、七月末までに十八件で未成年者十六人が被害に遭っている。 東署の橋本康司生活安全課長は「便利な携帯電話には危険も潜む。家族など子どもの周りにいる大人がフィルタリング機能などに関心を持ち、地域でも広めてほしい」と話した。(山崎雄一) (2007.9.16)
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