福山市 園児増加見込めず 福山市は二十二日、来春に市立の一幼稚園を廃園、一幼稚園を休園とし、二〇一〇年度に二保育所を統合する方針を明らかにした。〇六年度から十年間で進める市立保育所・幼稚園の統廃合計画の一環。市議会民生福祉、文教経済の両委員会で示した。 幼稚園は樹徳(木之庄町)を廃園、川口(川口町)を休園とする。両園は五歳児のみの一年保育で園児数は川口が十九人、樹徳が九人。施設の耐用年数が過ぎており、今後の園児増加を見込めないことなどから募集を停止する。職員計六人は他の園などに移す。 保育所は本庄(本庄町中)と向陽(向陽町)を統合。同じ中学校区内でいずれも児童が減少傾向にあり、施設が老朽化。樹徳幼稚園の跡地に施設を新築し、一〇年度の保育開始を目指す。 市は〇六年度以降、三幼稚園を廃園、二幼稚園を休園し、一保育所を私立保育所と統合した。さらに、〇九年度には別の三保育所を一カ所に統合する方針も既に打ち出している。(赤江裕紀) (2007.8.23)
|