学校基本調査 ■長期欠席者小学は増 中学は減 島根県が九日までにまとめた学校基本調査結果で、県内の小中学校に通う児童と生徒の数はいずれも過去最低を更新した。児童数は前年から五百五十六人減の三万九千六百六人、生徒数は四百五十三人減の二万千八十人で、二十年連続、十五年連続の過去最低となっている。少子化に歯止めがかからない現状を映し出している。 五月一日現在で、国立と国立大学法人が設置する学校を除く小中高校や特別支援学校、幼稚園などを調べた。 高校の生徒、幼稚園児の数はそれぞれ二万千七百二十四人、六千百二人で、十八年、十一年続けての減少。特別支援学校の在学者数は七年連続で増え、七百七十人となった。 二〇〇七年三月の高校卒業者における大学、短大などへの進学率は、前年から1・4ポイント増の45・5%で、三年連続で過去最高を更新。三十日以上の長期欠席者は小学校で増加した一方、中学校では減少した。「不登校」を理由とする児童生徒数も同様の傾向だった。(和田木健史) (2007.8.10)
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