広島市教委開講 発音など学ぶ
広島市教委は三十一日、安佐南区の安田女子大で、小学校教諭を対象にした「教員のための英語塾」を開講した。二〇一〇年度に、すべての市立小五、六年生への導入を目指す新教科「英語科」に備え、教諭の英語力アップを目指す。 この日は七十六人が受講した。安田女子大の英語英米文学科教授から、日本語の発音との違い、子どもたちが誤りやすい発音について教わった。教諭らは、児童が習う三十単語を自ら読み上げて録音し、ネーティブスピーカーの発音と聞き比べた。 古市小(安佐南区)の田口美保子教諭(33)は「少しずつ発音が良くなってきたように思う。講習後も練習を続けたい」と話していた。 英語塾は四日間延べ二十四時間を一講座とし、八月末までに四回開く。各回七十人程度が受講し、百四十一校の計二百八十三人が学ぶ。英語科の全面導入には指導教員七百人が必要となる見通しで、市教委は来年以降も夏休み期間を利用して講習を続ける。(馬上稔子) (2007.8.1)
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