岡山県が導入 ■安全講習受けようね
自転車に乗る時も運転者の自覚を―。岡山県は本年度から、安全講習を受けた小学生に「自転車運転免許証」を交付する新制度を設けた。自転車による交通事故が増える中で、低年齢時から安全意識の向上を図る。 免許証は顔写真を添付し、名前や学校名などを記載。県などでつくる県交通安全対策協議会(会長・石井正弘知事)が作成する。毎年開かれる自転車の県大会に向けて講習や実技指導を受けた小学生が対象で、本年度は既に百十二人に交付した。 県内で二〇〇六年に発生した自転車関係の事故は三千五百九十八件で、十年前の一・四倍になった。県交通対策課は「免許証を持つことで、自転車も車両であることの自覚と責任を高めてほしい」としている。(加納優) (2007.7.4)
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