中国新聞


子育てヘルパーを派遣
東広島市、親の体調不良など条件に無料で


 東広島市は、親の体調不良などで育児支援が必要な家庭に、一定の条件で子育てヘルパーを無料派遣する事業を始めた。適切な支援で、育児ストレスの解消や虐待防止の効果を目指す。

 対象は、一歳程度までの乳児を育てている家庭▽小学三年生以下の子どもを育てている一人親の家庭▽小学三年生以下の双子などを養育する家庭。親の体調不良や子どもの病気などで育児支援が必要なことが、利用条件となる。

 市が、家庭訪問で経済状況などを把握したうえで派遣を決定。一日一回一時間半まで、料理や洗濯、育児などのサービスを受けることができる利用券を十回分発行する。

 派遣事業は六月から始めており、年間二十件程度の利用を見込む。県内では呉市などが同様のヘルパー派遣事業を実施している。

 市児童福祉課は「きめ細かな支援で、少しでも楽に子育てができる町にしたい」としている。(治徳貴子)

(2007.7.3)


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