中国新聞


子ども見守り10万人構想
7万6000人が参加


 広島市で昨年末

 広島市子どもの安全対策推進本部(本部長・秋葉忠利市長)は二十九日、市役所で会合を開いた。重要施策として取り組んでいる「子どもの見守り活動10万人構想」について、参加者が昨年末で七万六千人に達した、との報告があった。

 担当部局や各区の関係課から約五十人が出席。事務局の市教委学校安全対策担当が現状を報告した。それによると、「10万人構想」のうち三万人の参加を目指す「組織的な見守り活動」は、各校に登録しているガードボランティアや地域団体などの二万九千人が加わり、目標数値に近づいている。

 一方、出勤や買い物など日常生活の中で見守りに努める人は、企業や地域団体などの四万七千人にとどまり、目標の七万人とはまだ開きがある。

 このため、本年度は、午前八時と午後三時の登下校時に、見守りを兼ねて玄関前の掃除や散歩などする「83(はちさん)運動」を重点的に推進。市民の参加を働き掛ける方針を確認した。(田中美千子)

(2007.5.30)


子育てのページTOPへ