中国新聞


高宮に2児童クラブ
安芸高田市、全学区に放課後施設


 安芸高田市は、放課後の児童安全対策として、高宮町で二つの児童クラブをスタートさせた。二十三日に、同町で開設する放課後子ども教室とあわせ、市内全小学校区に市の放課後施設が整う。

 児童クラブと子ども教室は、家に保護者のいない子どもたちに、放課後の居場所や遊び場を提供、生活指導する施設。児童クラブは、船佐学区はたかみや人権会館に、来原学区はくるはらコミュニティーに設置。子ども教室は、川根小とエコミュージアム川根に設ける。いずれも小学校から二百メートル以内にある。

 児童クラブは、指導員として、市内在住の四十〜六十代の元教師や元保育士二人を配置。平日は午後二―六時、土曜日と春休みなど長期休業期間は午前八時半〜午後六時。事前登録が必要。

 子ども教室は、地元の川根振興協議会が運営。会メンバー三人が駐在し、平日は授業終了後、午後六時半まで開く(土曜や祝日、長期休業中は午前八時〜午後五時)。

 川根、来原地区はこれまでも、地元振興会が児童サロンを開設。独自の放課後見守り活動を続けていた。年間事業費は児童クラブが計六百二十六万円。子ども教室が二百四十万円。(澄田真)

(2007.4.10)


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