三原市、11施設に 無線ボタンでパトカー出動 三原市と市教委は新年度、市立の幼稚園と保育所計十一施設に、ボタンを押すだけで一一〇番できる非常通報装置を配備する。 教職員が手のひらサイズの無線子機のボタンを押すと、職員室に備え付けの親機を中継して県警本部の通信指令室につながる。通信指令室では、あらかじめ設定した音声案内で発信元を特定でき、現場に最寄りのパトカーに出動を要請する。 市などは市立の幼稚園、保育所計三十四施設のうち、小中学校と敷地が分かれているなど地理的に孤立しがちな幼稚園と保育所を選んだ。残りの施設についても今後配備を検討する。 市は装置の購入費や配線工事の費用計四百七十万円を新年度予算案に計上している。(高木潤) (2007.3.27)
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