中国新聞


子育て世代に買い物割引
広島県海田町が支援事業


 ■参加店にパスポート提示

 少子化対策の一環で海田町は四月、「子育て支援パスポート事業」を始める。事業参加する店で子育て世代の母親らが「パスポート」を提示すると商品割引などが受けられる仕組み。町は参加店舗を広報などで紹介してサポートする。

 中学生以下の子どもがいる約三千五百世帯や、現在妊娠中の女性がいる家庭などに名刺大の「パスポート」を町が交付。参加店舗で提示すると、店側の判断で代金割引や景品プレゼントなどなんらかの特典を受けられる。

 町は本年度の補正予算に五十万円を計上、パスポートと一緒に協賛店の一覧表を載せたカタログを配布したり広報誌やホームページ(HP)でも紹介したりする。目標は五十店舗。三月一日まで募集しているが現在は理髪店、寝具店など参加は数店にとどまっている。

 町内の十五歳以下の人口は一月末現在で四千六百九人。五年前と比べ五百五十人の減少になっている。町子育て支援室の寺田修康室長は「子育てに優しい町づくりの一環として定着してほしい」と話している。同室Tel082(823)9227。(久保田剛)

(2007.2.22)


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