広島市教委 カード10万枚作製 いじめに悩む子どもや保護者の相談体制を充実させるため、広島市教委は近く、今月から二十四時間対応で実施する「いじめ110番」の相談番号を記したカードを約十万枚作製し、市内の全小中学校の児童、生徒に配布する。十九日の市教育委員会議で報告した。 これまで市青少年総合相談センターの相談は、月〜土曜の午前九時〜午後五時の対応だったが、二月からそれ以外の時間も、市教委青少年育成部の職員が携帯を持ち、交代で対応している。カードには他の相談窓口の電話番号も加える。 十四日までの増設時間帯の相談は延べ十件。このうち六件がいじめに関する相談だった。会議では、「相談体制が心配。専門の相談員の設置など検討してほしい」などと委員から意見があり、市教委は「相談件数など実施状況をみて検討する」と答えた。いじめ110番Tel082(242)2110。(鴻池尚) (2007.2.20)
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