安芸高田市教委アンケート結果 ▽児童・生徒は4割 安芸高田市教委は一日、学校給食について市内の小、中学生と保護者へのアンケート結果を発表した。中学校での給食を児童と生徒の四割、保護者の九割が希望。調査した市学校給食検討会議(会長・瀬尾温子鈴峯女子短大教授)は、完全給食の全校導入を市へ求める方針でいる。(中橋一誠)
市内六中学校のうち現在は、完全給食一校、おかずだけ提供する補食給食一校。残る四校は弁当持参のミルク給食になっている。 回答した児童、生徒千五十人のうち「給食がいい」「どちらかといえば給食がいい」で計41・0%「どちらかといえば弁当がいい」「弁当がいい」で計58・9%。保護者は千六百五十七人のうち「完全給食」希望が73%「補食給食」20・9%「ミルク給食」5・1%だった。 検討会議は、子どもの六割が弁当希望なのは、普段から給食の児童に、弁当は好物が多くあるなどのプラスイメージが作用したと分析。栄養バランスなどから保護者には給食支持が高く早期実現を望む声も多いとして、完全給食実施への検討を市教委に求める。 市議会文教厚生委員会で報告した佐藤勝教育長は「市内の学校でばらつきがあってはならず、統一したい」と説明。導入に向けた給食調理場の再編整備を二〇〇七年度から検討する予定だ。 アンケートは昨年十月、市内の小学五年〜中学二年と、小、中学校の全保護者を対象に実施。中学校給食の質問の回答率は児童、生徒92・6%、保護者76%だった。 県北では三次市は、中学全十二校が民間からの配達も含めて完全給食。庄原市は八校のうち六校が同様の完全給食で、二校はミルク給食となっている。 (2007.2.2)
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