中国新聞


病後児保育を開設
益田市、就学前の子対象


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益田市の吉田保育所内に開設した病後児保育室

 風邪など病気回復期の子どもを預けられる病後児保育施設が二十九日、益田市水分町の吉田保育所内に開設された。愛称は公募で決まった「ぞうさんのせなか」。益田圏域で初めてとなる。

 事業は市が委託し、同保育所が所内に約三十五平方メートルの独立した病後児保育室を設けた。安静に保つための畳部屋(四畳半)や六畳相当の保育スペース、ベッド、シャワー室などを確保した。改装費は約七百三十五万円。

 室内では、検温や薬服用などの健康観察で安静に過ごさせる。就学前の子どもが対象で定員は四人。事前登録が必要。常勤、非常勤の看護師二人と保育士一人で対応する。月―土曜日午前八時〜午後六時で利用料は一日二千円。

 この日は保育室で、愛称が採用された益田市横田町のピアノ講師藤原彩美さん(24)に、牛尾郁夫市長から感謝状が贈られた。(谷本和久)

(2007.1.30)


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