広島大付属三原幼稚園 ▽存続へ保護者読み聞かせ
再編統合案の出ている三原市館町の広島大付属三原幼稚園(百五十六人)で、園存続を願うきずなづくりも兼ね、保護者が絵本読み聞かせボランティアを始めた。今後、週一回のペースで続ける。 十五日は、田中カヨ子さん(36)=同市久井町=たち母親二十人が参加した。遊戯室に集まった園児約九十人と「脱いだ靴はそろえる」「返事は『はい』」などの約束を交わした後、本読みに。布絵風の紙芝居を使い、動物が登場する絵本二冊を聞かせた。 園児らは絵本の世界に浸り、ひざ立ちになったり、一緒に笑ったり。満足した表情で、園庭に飛び出していった。 読み聞かせは、保護者約七十人が参加して始めた。実行委員の桧垣加津さん(39)=同市城町=は「園と家庭の子育てをつなぎ、園の動向にも目を向ける輪を広げたい」と話している。(石丸賢) (2007.1.16)
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