福山市がセンター
福山市は、母子、父子家庭の保護者らを対象にした「市ひとり親家庭等就業・自立支援センター」を、同市御門町の市芙蓉会館に開設した。経済面や生活基盤の安定に向け職業紹介などでサポートする。県東部の市町では初の施設となる。 同センターは、市が市母子寡婦福祉連合会に委託して運営する。専任職員二人が、(1)家庭状況や相談者の希望に応じた無料の職業紹介(2)子どもの養育費分担などの法律相談受け付け・弁護士の紹介(3)就職支援講習会の開催―を主事業としている。 就労を中心に母子、父子家庭の自立促進策の充実を図る国の方針を受け、市と同連合会が八月から準備を進めていた。本年度の設置、運営費は三百五十万円。二〇〇〇年の国勢調査によると、合併前の神辺、沼隈、新市、内海町を除く市内のひとり親家庭は、約三千四百世帯だった。 同センター職員の竹内節子さん(59)は「子育てもしなければならない母子家庭などの就職は厳しい。就業や生活の悩みを気軽に相談してほしい」と話している。 開所時間は午前十一時から午後六時までで、木曜と日曜が定休日。同センターTel084(921)5546。(野崎建一郎) (2006.12.7)
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