中国新聞


土・日夜間に小児科診察室
山口市、16日に初開設


 山口市は十六日から、同市糸米の「市休日・夜間急病診療所」に土、日曜日の夜間限定で小児科診察室を開く。小児科医師による専門性の高い医療を確保するとともに、総合病院の夜間窓口の負担軽減も図る。開設は初の試み。(永山啓一)

 受付時間は年末年始を除く土、日曜日の午後七時から十時まで。市医師会などが派遣する九人の小児科医が当番制で診療する。平日の夜間は、内科医が小児科患者への対応をする。 割を占めるなど需要が高かった。今までは、このほとんどを内科医が診察していた。

 共働き夫婦の増加などで、軽症でも総合病院の夜間窓口を利用する小児患者が全国で増えており、市内の山口赤十字病院などでも、勤務する小児科医の夜間窓口の負担が問題となっていた。

 同課の宮崎正子課長は「夜間、子どもが急病になったときは、まずこの診療所に来てもらえる体制を整えたい。今後、市医師会と協議して平日夜間の小児科医確保も検討したい」と話している。

(2006.12.6)


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