中国新聞


病後児保育や一時保育 来春から
熊野に次世代保育園


 ■公設民営 子育て支援拠点

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病後児保育室などを設けて来春に開園する「くまの・みらい保育園」

 広島県熊野町が建設を進めていた公設民営の次世代型保育園「くまの・みらい保育園」が完成し、同町神田の現地で四日、落成式があった。病気の回復期の子どもを預かる病後児保育や一時保育なども行い、子育て支援の拠点として期待されている。開園は来年四月。(久保田剛)

 落成式には八十人が出席。平本芳之町長が「町内の子育ての支援の拠点になる。積極的に利用をしてほしい」などとあいさつした。

 敷地八千五百平方メートル、鉄筋二階建て延べ床面積二千六百平方メートル。ゼロ歳児から預かる保育室十二室や遊戯室がある。育児相談を受けたり、町内の子育てサークルが利用できる交流室(九十三平方メートル)も設けた。定員は百五十人。総工費は五億四千万円。

 病後児保育室は二十五平方メートルで定員四人。看護師らが常駐し、平日と土曜日の午前七時半から午後六時半まで預かる。病院内への併設ではなく、保育園内に設けたのは県内でも珍しいという。

 町は指定管理者制度を適用。運営管理には広島市南区の社会福祉法人「微妙福祉会」があたる。

(2006.12.5)


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