中国新聞


携帯でキャッチ 不審者情報
岩国安全ネット システム構築へ


 岩国地区子ども安全対策ネットワークは二十七日、不審者情報などをより多くの保護者が共有できるような検討を申し合わせた。岩国署から学校や防犯パトロール隊の代表者に入る連絡を、保護者も受け取れるようにする。

 ネットワークは、岩国市と和木町の学校関係者や防犯パトロール隊などで組織する。この日、岩国署で会合を開き、約九十人が出席。岩国市の装港小、平田小の代表者が保護者の携帯電話のメールに直接、不審者の情報などを伝える取り組みを紹介した。今後、休日や時間帯を問わず、素早く確実に情報を共有できるよう、保護者の携帯電話を使った情報網の構築に向けて協議を進める。

 岩国署の石川雅敏署長は「子どもが被害者になる凶悪事件は後を絶たない。必要な情報を共有できるようなシステムづくりに力を注ぎたい」と述べた。(今井健太)

(2006.11.28)


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