東広島市教委 路面ステッカー作製
東広島市教委は、不審者についていかないよう子どもたちに呼び掛ける路面ステッカーを作製した。市立の幼稚園と小、中学校の校門付近の構内に張り、下校時に注意を促す。路面ステッカーで防犯を呼び掛けるのは、県内では珍しい。 ステッカーは縦三十センチ、横四十二センチ。アンコウ(不審者)から菓子で誘惑される小魚(児童)に、イカが墨を吹いて注意する場面をカラーで描写している。 イカの墨の中には、「しらない人について『いか』ない しらない人の車に『の』らない 『お』おごえをだす 『す』ぐにげる おとなの人にすぐ『し』らせる」との合言葉「いかのおすし」を記した。 ステッカーは、事業費約五十万円で百四枚作った。先月下旬から張り付け作業を始め、今月下旬までに全五十二施設の正門と裏門付近にそれぞれ一枚ずつ張る。 市教委は昨年度から、合言葉入りのランドセル用ステッカーを全市立小学校の児童に配るなど不審者対策に力を入れている。青少年育成課は「下校のたびにステッカーを見て、合言葉を確認してほしい」としている。(治徳貴子) (2006.11.7)
|