だんらん時間増へ 広島市呼び掛け 子どもがテレビやテレビゲームに接する時間が長くなり、生活習慣の乱れが懸念されるとして、広島市教委は今月から、家族ぐるみでテレビを見ない取り組み「ノーテレビデー」を始めた。家族だんらんの時間を増やしてもらう狙い。 園児、児童、生徒の家族に協力を得て、一定の期間、子どもにテレビやテレビゲームを見せないようにする取り組み。市立の幼稚園、小中学校を通じて希望を募った結果、約九割にあたる二百六の幼稚園、学校から計八千百八十八の家族が参加を希望した。 実施は一日からで、各家庭がテレビを見ない日を、五日間連続▽週一日を五週連続▽月一日を五カ月連続―などから選択し、家族間の会話などをして過ごす。期間終了後、実施状況や感想についてのアンケートを市に提出する。 市教委青少年育成部は「予想以上に参加が多く、関心の高さを実感する。時間の過ごし方を家族で話し合うきっかけにしてほしい」としている。 二〇〇四年の市のアンケートによると、一日に四時間以上テレビをみている小学六年は平日で36%、休日で58%に上っている。(鴻池尚) (2006.10.19)
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