あいりちゃん一周忌から 広島市方針 広島市安芸区で昨年十一月に起きた木下あいりちゃん事件を受け、市は十四日、下校途中に殺害されたあいりちゃんの月命日にあたる毎月二十二日を「子ども安全の日(仮称)」にする方針を固めた。一周忌となる十一月二十二日から各学校などに慰霊や安全点検を呼び掛ける。 十一月は、すべての市立小学校に対し、あいりちゃんの冥福を祈る▽朝会などで安全について話をする▽保護者が付き添い登下校する―など、各学校ができる範囲で取り組むよう要請する。事件から一年、「安全の日」を設けることで事件を忘れず、学校や保護者、地域に犯罪防止への意識を強めてもらう狙い。 十九日に開く市子どもの安全対策推進本部(本部長・秋葉忠利市長)の会議で正式に決める。市職員に対しても、通学時の見守りなどの徹底をあらためて求める。(林仁志) (2006.9.15)
|