市教委が計画 柳井市教委は十二日、二〇一四年度末までに小学校を十二校(休校中の二校を除く)から九校、中学校を四校から一校にする計画を発表した。減少する児童・生徒数を踏まえて学校規模の適正化を図り、耐震基準を満たす校舎を効率的に活用する狙い。今月下旬から、各地区で説明会を開く。 計画によると、小学校は柳井と柳北、新庄と余田、神西と鳴門を、中学校では柳井に柳井西、柳井南、大畠をそれぞれ統合する。 市教委の試算では、児童は本年度の約千八百人から、現在のゼロ歳児が入学する一二年度に約二百人減の約千六百人。中学生は本年度の約九百人から、一二年度には約八百七十人となっている。 校舎などの施設が老朽化し、四割以上が国の耐震基準を満たしていない。市の財政状況では改築は難しいという。 市教委は「小規模校の解消、耐震基準を満たした学校での教育のため、統廃合が不可欠と判断した。地域の理解を得られるよう努力したい」としている。(島田俊之) (2006.9.13)
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