中国新聞


バイク活用し見守り強化
広島市教委、配備始める


 ■通学路 細い路地もスイスイ

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小型バイクに乗り、児童の下校を見守る古沢校長

 児童の登下校時の見守り活動を強化するため、広島市教委は二学期から市内の小学校に小型バイクと電動自転車を配備、各校での利用が始まっている。自転車などを希望した学校にも近く導入し、全校で安全確保に活用する。(鴻池尚)

 昨年十一月の安芸区の女児殺害事件を受け、市が本年度の重点施策とした「子どもの安全対策推進事業」の一環。これまで全百四十校のうち八十一校に、小型バイク三十六台、電動自転車四十五台を配備。今後、自転車か小型の三輪バイクを希望した残りの学校にも一台を置く。

 小型バイクを導入した南区の荒神町小では下校時の定期的な見回りや不審者の情報などが入った場合などの緊急時に使用する。古沢正憲校長(58)は「自転車に比べて機動性があり、小さい路地まで入っていくことができる。細かいところまで目が届く」と期待していた。

(2006.9.6)


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