東広島市、来年度 児童・生徒数増に対応 東広島市は、児童と生徒数が増えている寺西、御薗宇、三永小と西条中に仮設校舎を建設する。寺西、御薗宇小は新設で、三永小と西条中は増設となる。十月にも着工し、来年度から使用する。市は、建設費六千百万円を盛り込んだ補正予算案を十一日開会予定の市議会定例会に提案する。 寺西小(六百九十四人)は来年春、児童が七百二十二人に増える。不足するのは二教室分で、同校北側に購入していた敷地に建設。現校舎と渡り廊下でつなぐ。御薗宇小(二百七十人)も二百八十七人に増える見込みで、二教室分を職員駐車場に建てる。 本年度から一教室の仮設校舎を使っている三永小(百七十五人)は二十三人増える予定で、一教室を増築。同じく本年度から四教室を使用する西条中(七百三十八人)は九十一人の大幅増が見込まれ、二教室を増築する。 市中心部はマンションやアパートの増加で、児童、生徒数が急増。現在、三永、西条、八本松小と西条中などが仮設校舎を使用している。 市教委は先月、過疎と過密が進む小中学校対策を考える市学校適正配置検討委員会を設置し、対応を協議中。市教委は「増加が続く中心部対策を急ぎたい」としている。(治徳貴子) (2006.9.5)
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