中国新聞


全員面接 2/3に増
広島県内公立高校、来春入試


 広島県教委は十一日、二〇〇七年度の公立高校入試の実施内容を発表した。一般入試(選抜U)では受験者全員に面接を課す学校が全体の約三分の二に増加。面接を必須にする推薦入試(選抜I)では小論文を課す学校が増えるなど、近年の傾向をほぼ踏襲している。

 三月七、八日の日程である選抜Uでは、受験者全員に面接をする学校が今春入試から三校増え、65%に当たる七十四校となった。独自に試験問題を作る学校は今春と同じ二校。国泰寺の理数コースで数学、尾道東の国際教養コースで英語の試験を、県教委が課す五教科に加えて実施する。

 二月二日の選抜Tは小論文を課す学校が今春から二校増え、推薦入試をする八十七校の74%を占める。一方で作文をする学校は減り続け、三校減の二十二校となる。中高一貫校の広島と福山は、来春初めて中学校から高校への進学がある。両校とも選抜Tと同じ二月二日、国語・英語・数学の三教科と面接、適性検査の試験をする。(村田拓也)

(2006.8.12)


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