中国新聞


子育て支援 パワーアップ
広島のボランティア


 要望聞き取り課題調査 → 楽しめる企画に反映

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どんなテーマで講座を展開するか、語り合うメンバーたち

 子育て支援イベントの企画や子育てしやすい環境をつくるノウハウを学ぼう―。子育て支援にかかわるボランティアらでつくる「ちいきを『カエル』プロジェクト実行委員会」が二十七日から、広島市内で連続講座を開く。民生委員や、育児サークルの活動を充実させたい新米ママらを対象に、聞き取り調査やイベントを通して支援のスキル向上を図る。(梨本嘉也)

 十二月まで体験しながらグループ学習する。まず二十七日午前十時から、乳幼児の親子の触れ合いの場として市健康科学館(中区)に開設されたつどいの広場「げんキッズ」を見学。「子どもが育つ環境」に注目して利用者に聞き取りし、支援の問題点を探って解決策を話し合う。「遊び」や「子どもにかかわる前に気をつけるポイント」についての講義もある。

 続いて、不用なおもちゃを交換する「『かえっこ』バザール」も企画。集まった子どもたちが自由におもちゃを交換したり、遊んだりすることで、自主性やコミュニケーション能力を育てるワークショップで、十一月に開く予定。九月下旬から、ワークショップをどう進めるかなどを参加者で話し合う。

 子どもに芸術鑑賞や創作活動などをさせ心の成長を応援する特定非営利活動法人(NPO法人)「子どもコミュニティネットひろしま」理事長の小笠原由季恵さん(52)=東区=が提案し、実行委をつくった。小笠原さんは「子育て真っ最中の人や支援者が集うことで、ネットワークを広げ、課題や解決策を一緒に考えることができる」と話している。参加無料。問い合わせは小笠原さんTel082(292)6200。

(2006.7.26)


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