児童図書館研が冊子
福山市を中心とする図書館司書らでつくる児童図書館研究会広島支部(明石浩支部長)は、冊子「魔法の時間への招待―『おはなし会』を考える」=写真=を発行した。昔話などを暗記して語る「ストーリーテリング」や本の読み聞かせの意義、手法を紹介している。 会員で、子どもと本を結ぶ安芸灘ネットワークの小林いづみ代表(46)=呉市=が執筆。ストーリーテリングや読み聞かせは想像力や考える力を育て、生の声で語りかけることでコミュニケーション力の向上にも役立つと解説する。読み聞かせに向く絵本は「絵がよく見える」「一つの絵に対し、文が多すぎない」などポイントを紹介。聞き手の反応に合わせた速さで語り終わる時は感想を求めず聞き手に受け止めを任せるよう助言している。 小林さんは「学校や地域でボランティアを始める人に参考にしてもらえれば」と話している。B6判三十一ページで、希望者には五百円で頒布する。事務局の前原さんTel084(926)0663。(赤江裕紀) (2006.6.30)
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