中国新聞


ネットカフェ・漫画喫茶
18歳未満の利用制限へ
条例改正案、山口県が諮問


 山口県は、十八歳未満のインターネットカフェ、漫画喫茶への深夜立ち入り制限、インターネット上の有害情報の閲覧制限などを盛り込んだ県青少年健全育成条例の改正案を県社会福祉審議会(松尾英治会長)に諮問した。八月の答申を予定し、九月以降の県議会定例会に提案する。

 改正案では、ネットカフェ、漫画喫茶など深夜営業施設への十八歳未満の立ち入りを、午後十一時から午前五時まで制限し、施設側に表示の義務規定を設ける。さらに、青少年のインターネット利用での「有害情報」の閲覧防止ソフトの導入について、保護者、ネットカフェ経営者らの努力義務を明示する。

 県こども未来課によると、ネットカフェや漫画喫茶店は、県内に少なくとも二十三店はある、という。

 二十四時間営業で個室を備えている店もあり、同課は「青少年の非行や犯罪防止につなげたい」としている。

 深夜の立ち入りを制限する条例は、中国五県では、広島、岡山両県が七月からの施行を予定している。(西山文男)

(2006.6.24)


子育てのページTOPへ