中国新聞


第3子以降保育料無料化
無認可・幼稚園にも適用を


 保護者グループ 三次市議会へ請願書

 三次市が四月から実施している第三子以降の公立と市委託の保育所の保育料の無料化で、幼児の保護者たちでつくるグループが十二日、私立の無認可保育所や幼稚園に通うすべての第三子以降に対象を広げるよう求める九千六百十七人分の署名を添えた請願書を、市議会に提出した。(二井理江)

 「第3子以降の保育料無料化を求める保護者の会」(元石信英代表)のメンバーたち十人が議長室を訪問。「どこの保育所・幼稚園に通わせているかで、市民の間に不公平感が生まれている。『子育て日本一』と言うなら、署名の重みを感じて公平にしてほしい」と、伊達亮次議長に請願書と署名を手渡した。伊達議長は「きちんと審議し、議会全体で一つになってやっていきたい」と述べた。

 市議会への署名提出に対し、市子育て支援局の土井多恵子局長は「具体的には言えないが、手法、内容含めて検討している。結論がいつ出せるかも言えない」としている。市が現時点で把握している無認可の保育所は市内六カ所。第三子以降が六十〜七十人通っているという。

(2006.6.13)


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