中国新聞


障害児・高齢者 一緒にケア
呉市広にデイサービス施設


Photo
外観がほぼ完成し、26日から運営を始める「はるかぜの家」

 高齢者向けデイサービスセンターを運営する呉市広駅前の「はるかぜ」は二十六日、知的・身体障害児と高齢者にデイサービスを提供する施設「はるかぜの家」の運営を始める。市によると、同じ棟内に両者のスペースを併設した施設は市内で初めて。

 広中新開二丁目に木造平屋を建設中で、延べ床面積は約四百十平方メートル。障害児用と高齢者用のスペースを区切り、一般浴室や重度身体障害者のためのリフト付き特別浴室、ショートステイ用の個室二室のほか、在宅介護のための事務室一室を備える。総工費は約九千万円。

 児童と高齢者が同じ施設内で交流を図り、互いのリハビリ効果につなげるのが狙いで、スタッフはヘルパーや保育士ら約二十人で構成する。定員は小学生以下対象の障害児向けが十人、高齢者向けが時間帯別で計四十人。

 二十一、二十二の両日、午前十時から午後三時まで内覧会を開く。はるかぜTel0823(76)6133。(新山創)

(2006.6.9)


子育てのページTOPへ