広島県警が支援事業 のぼり支給や研修会 広島市安芸区の女児殺害などを教訓に、広島県警は本年度から「子どもの見守り活動支援モデル事業」を始めた。パトロールグッズを無償提供するなどボランティア団体を支援する独自の試み。五月十二日まで十団体を募集する。 対象は、一小学校区程度のエリアで見守り活動を現在行い、今後も続けようとする団体。指定団体には県警が腕章やたすき、のぼりなどを支給するとともに、不審者情報などを電子メールやファクスで送る。メンバーの研修会なども開く。期間は七月一日から来年三月末まで。 警察庁も昨年度から、ボランティア支援をする「地域安全安心ステーション」事業を全国で開始。県内では十団体が指定されている。県警は防犯活動のすそ野を広げようと、独自に十団体を支援することにした。 県警は、選ばれた団体の代表らを対象にした意識調査を秋以降に実施。支援の在り方▽学校との連携▽活動継続に必要なこと―などを探り、来年度以降のサポートに生かしていく方針だ。 所定の申込書に活動計画書を添え、最寄りの警察署に申し込む。県警少年対策課Tel082(228)0110。(久保田剛) (2006.4.28)
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