岩国市周東の中田小、地域住民ら
岩国市周東町中山の中田小で二十六日、保護者と地域住民計八十五人による「子ども見守り隊」が発足した。 同小は児童数二十八人。校区が約九平方キロと広く、田園地帯で民家がまばらに広がっているため、登下校時にも人目につきにくい。隊員はたすきを掛け、腕章を巻いて児童への声掛けなどに取り組む。 発足式には、片山洋子校長(52)や児童らとともに隊員約三十人が参加。隊長の同小育友会長松村紀彦さん(32)が「子どもにはとっさの判断が難しい。安全のためには、地域の協力が欠かせない」とあいさつした。 岩国西署の佐野和男署長(56)は「行かない」「乗らない」「大声で叫ぶ」「すぐ逃げる」「知らせる」の初めの一、二文字を取り、「イカのおすし」として、児童らに身を守る心得を述べた。 隊は活動時間を特に限定せず、散歩などで随時、取り組む。(清水大慈) (2006.4.27)
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