中国地方初 宇部市の宇部構内タクシー 中国運輸局は十日、宇部市の宇部構内タクシー(福島真一社長、三十七台)が申請していた小学生以下の子ども向け送迎タクシーの割引運賃を認可した。子どもを対象にした割引運賃は、中国地方で初めてとなる。 同社は宇部市内の託児施設の要請を受けて、育児支援策として運行を計画。身体障害者などの福祉タクシーと同じ一割引きの料金とし、三月七日に運輸局へ認可を申請していた。 旧山口県楠町を除く宇部市内が営業地域で、事前登録した保護者の依頼があれば自宅と託児所、保育所、塾などとの間で児童・乳幼児を運ぶ。乗務員は小児救急措置法などの講習を受け、車にはチャイルドシートやベビーシートを装着する。 同社は八人で送迎体制を整えており、「対応できる乗務員を徐々に増やしていきたい」としている。下関市の関連会社・日本交通産業も同様の割引をするタクシーを申請している。(伊東雅之) (2006.4.11)
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