広島市西区と安佐南区
通学路点検や重点学ぶ 通学路などの危険な場所を住民や子どもが調べて地図に書き込む安全マップ作りの活動が広がっている。広島市立井口小(西区)では二十五日、マップ作りのために親子で危険な場所を見つける学習会があった。 三年生約百二十人と保護者約百人に、中船津徹郎教諭(47)が犯罪が起きそうな場所のポイントを「入りやすく、見えにくい」「地域の人が無関心」などと説明した。 二十五班に分かれ、カメラと地図を手に通学路周辺を点検。班長を務めた三原直子ちゃん(9)は「今日から注意して危ない場所を見つけたい」。母親の由美子さん(39)は「子どもの目線がないと気づかないことも多かった」と驚いていた。三学期中にマップを作る。 広島市安佐南区祇園学区の地域住民も二十四日、広島経済大(同区祇園)を訪れ、安全まちづくり研究会の学生らから作り方を教わった。 学生三人が、住民らが作った三枚のマップをチェック。「子どもの目線で」など、重点をアドバイスした。今月七日、作ったマップをよりわかりやすい物に改善しようと同大に協力を依頼。今月中に完成させるという。(加納亜弥、河野揚) (2006.1.26)
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