中国新聞


学校選択162人申請
福山市教委公表 全小中生受け入れ


 福山市教委は二十四日、二〇〇六年度から福山市立の小中学校に導入する学校選択制の申請件数が、小学校で五十六人、中学校で百六人に上ったと公表した。市教委はすべての申請を受け入れる方針。市議会文教経済委員会で明らかにした。

 同市では来年度から、小学校は指定校より近距離にある学校に、中学校は自力通学できる範囲内の学校に進学が可能になる。いずれも七―十八日に市教委が希望者を募っていた。

 市教委学事課によると、選択肢が大幅に広がる中学校では、全入学予定者のうち、2・6%が学区外進学を申請。三十二校のうち二十一校に申し込みがあった。七割が「クラブ活動」を理由に挙げ、残りは「教育内容」だった。

 一部の学校には、十人以上の児童が申請。市教委は「いずれも受け入れ可能」として、希望者多数の場合に予定していた抽選会を実施しないとしている。(山本将克)

(2005.11.25)


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