福山動物園近くに新公園 ドーム内外に大小の滑り台 来春オープン
福山市芦田町の市立動物園北側で、市が大型遊具を備えた新しい公園の整備を進めている。財団法人日本宝くじ協会(東京都千代田区)から遊具の提供を受け今後、市が駐車場などの造成工事を進める。二〇〇六年四月には、動物園と一体で楽しめる市北部の新たな憩いの場が誕生する。(野田華奈子)
市公園緑地課によると、市は〇四年四月、同協会の助成事業に申請。六月に決定したのを受け、動物園の北側に位置する約一万三千平方メートルの共有地を地元住民らから無償で借りた。うち約五千平方メートルに、同協会から現物支給された遊具を設置。残りの約八千平方メートルは市が約五千四百万円をかけ、約百台の駐車スペースや多目的広場などを整備する。 遊具は直径一四・六メートル、高さ五・三メートルのドームの内外に大小の滑り台を組み合わせている。ドームの頂上には市の花であるバラのモニュメントを飾り、雨を通しにくい内部には人工芝を敷いた。遊具の随所にゾウやクマなど動物の絵をペイント。公園と池を挟んで隣り合う動物園を結ぶ歩道も設ける。 オープンは〇六年四月中旬―下旬の予定。同課は「市の北部には遊具のある公園が少ない。動物園とともに親子でくつろいだり、遊んだりできる場として利用してほしい」としている。 (2005.11.22)
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