山口県教委調査 山口県教委が児童・生徒と保護者を対象にしたインターネット利用の調査で、保護者の80%近くが子どもの利用について不安を抱いていることが分かった。有害サイトを閲覧した経験があるのは、高校生で回答者の30%余りだった。 調査は光市の県立光高爆発事件を受けて実施。県内の小学五年生、中学二年生、高校二年生とその保護者計六千六百八十四人が対象。五千九百二十九人から回答があり、回答率は90%だった。 子どものインターネット利用に「不安を感じている」とした保護者は小学生76・8%、中学生79・5%、高校生77・6%。アダルトや暴力画像、犯罪をそそのかすような情報との接触が心配との理由が多かった。 一方、学習でインターネットを活用していると答えた中学生の保護者は60・7%だったが、実際に使っているとした中学生は39・2%。子どもの利用と親の認識に違いがあった。 アダルト画像や暴力の描写など「有害サイトを閲覧した」小学生は9・9%、中学生19・1%、高校生33・1%。 調査結果は三十一日、県庁であった県教委の生徒指導対策協議会の有害情報対策部会(部長・林徳治山口大教授)で報告された。(有岡英俊) (2005.11.1)
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