広島県内公立高の来春入試 510人少ない1万8336人 広島県教委は三日、来春の公立高校入試の入学定員を発表した。総定員は今春より五百十人少ない一万八千三百三十六人となった。 県教委によると、少子化により来春の中学卒業予定者は、今春に比べ七百人余減る見込み。総定員の削減は八年連続となる。 全日制の学科別では、普通科が四百人減の一万千五百六十人。商業科と総合学科も各四十人減る。定時制では、竹原高と大柿高大君分校の募集停止を受け、二学級減る。 全日制の総学級数は十二減り、四百四十九。適正規模の下限(四学級)に達しない学校が一校増え、三十四校になった。一学級だけの学校は十校から十二校に増えた。 今回の入試から、県立高校の全日制普通科の通学区域が廃止となる。受験者が都市部に偏るなどの懸念もある中、県教委は「選択の幅を狭めないよう、中山間地域では学級数の維持に努めた」としている。 (2005.10.4)
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