中国新聞


学校行かない働かない「ひとごとじゃない」
「ニート」 母親の6割が不安


 民間調査

 学校に行かず仕事もしないニートを自分にとってひとごとではないと感じる母親が58・3%に達していることが、ヤフーと民間調査会社インテージ(東京)が二十一日発表したインターネット調査で分かった。

 ニートを深刻な問題ととらえているかとの質問にも、「非常に深刻」と「まあ深刻」を合わせると94・6%。「将来を真剣に考えているようには思えない」「受験を控えているのに志望校がない」と自分の子どもへの不安を抱えるなど、母親はニートを身近で深刻な問題と受け止めていることが浮き彫りとなった。

 誰がニート対策をすべきかとの質問には、親、家族など肉親を挙げる答えが多かった。しかし、ニートは「ひとごとではない」と感じる母親は、「ひとごと」と感じる母親に比べ、学校(52・9%)や国(52・1%)、企業(46・3%)にも対策を求める声が10ポイント程度高かった。

 調査は、十五〜二十四歳の未就業の子を持つ三十−六十代の母親四百四十一人を対象に、今月八−十二日に実施した。

(2005.9.22 共同通信)


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