中国新聞


電子黒板を全学級配備
尾道・土堂小


 尾道市立土堂小(陰山英男校長、二百三十二人)は、タッチパネル式の操作や文字、映像の表示などの機能を備える「電子黒板」を全九学級に導入した。全学級への導入は、県内の公立小では先駆けとなる。

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電子黒板を使ってローマ字の書き方を児童に説明する山根教諭(右端)

 四年生の国語の授業では十四日、二十一人がローマ字を学んだ。パソコン(PC)に接続し黒板に張った縦百センチ、横百三十五センチの専用シートに、パソコンの画面が投影される仕組み。担任の山根僚介教諭(29)が「panda」などのローマ字を表示し、児童が元気よく発音していった。

 電子黒板専用のペンをシート上に走らせても、「Yamane」などの文字が表示できる。山根教諭は「黒板より鮮明で明るい。インターネットなどのデータも活用でき、子どもたちの注目度が高まった」と話す。

 同校は、新しい授業のスタイルを探ろうと、昨年末から電子黒板の活用について検討を重ねてきた。今春、試験的に一台を導入。実用英語技能検定(英検)五級の合格を目指し、英語の問題などをインプットしたソフトウエアを使った取り組みも進めている。

(2005.9.15)


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