広島市教委が作製 「選択制」で関心 教育方針は部活は
広島市教委は、市立全六十三中学校の特色を紹介する二〇〇五年度版ガイドブックを作製した。今年春から始めた「隣接校・行政区域内校選択制」で、学校を選ぶ際の判断基準にしてもらう。一日、市立小学校六年生の保護者全員に配る。 A4判、九十二ページ。各校の教育方針や年間行事、部活動の実績、障害児学級や夜間学級の設置状況などを盛り込んだ。選択制の初年度である今年春に入学した一年生の出身校や、公・私立別の高校進学状況などを数値化している学校もある。 掲載されている情報が学校によってばらつきがあるため、それ以外の問い合わせには各校の校長や教頭、進路指導担当教諭らが電話などで対応する。 各中学校は五日から小学六年生の保護者向け説明会を始め、市教委は十月から学区外の中学校への進学希望を受け付ける。市教委学事課は「ガイドブックを判断の一助にし、実際に学校を訪ね、校風を肌で感じて進学先を決めてほしい」と呼び掛けている。 (2005.9.1)
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