中国新聞


広島県の小児夜間電話相談
365日対応に拡大


 9月5日から

 広島県は、土、日曜日と年末年始だけ実施していた「小児救急医療電話相談」を九月五日から、平日を含めた三百六十五日の対応に拡充する。夜間の子どもの発熱やけがなどに助言する電話相談の毎日実施は、中国地方では山口に続き二県目となる。

 電話は午後七〜十時に開設。平日は総合病院小児科の看護師らが、土、日や年末年始は小児科医師が対応する。救急治療が必要な場合は、受け入れ態勢のある病院での受診を勧める。

 県が厚生労働省のモデル事業として、全国で初めて電話相談をスタートさせたのは二〇〇二年九月。昨年度、利用者にアンケートした結果、回答した約千三百五十人のうち九割が「今後も利用したい」と答えた。保護者らの高いニーズを受け、平日にも対応することを決めた。

 電話相談は、固定電話から掛ける場合は、大竹市を除く県内全域からが、短縮ダイヤル「#8000」。大竹市と携帯電話からは専用電話Tel082(505)1399に掛ける。

(2005.8.25)


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